創薬アッセイ

医薬品候補化合物のライブセルアッセイ

近年の培養技術の発展により、ヒト組織・臓器から分離した細胞や、ヒト多能性幹細胞から分化させた細胞を用いて、in vitroで医薬品の候補となる化合物の効果や毒性を評価することができるようになり、これまでの化合物スクリーニングを効率的に進められる可能性があります。

従来使用することが難しかった、ヒトの神経細胞や心筋細胞のような細胞も、iPS細胞やES細胞などの多能性幹細胞から分化させて製造することができるようになり、スクリーニングに使用できる細胞の種類も広がりつつあります。特に、希少な疾患の患者さんから製造したiPS細胞からは、疾患の特徴を有した細胞を作ることができるため、それらを用いて、希少疾患に対する創薬が劇的に変わる可能性もあります。

またニコンのライブセルイメージング機器 (BioStation CT等)と独自の画像解析技術を用いることにより、細胞の特性をリアルタイムで、経時的に観察・解析することが可能です。例えば、培養中の1細胞の形態・特性変化をリアルタイムで、長期間観察可能にし、非侵襲的に薬剤の効果や毒性を評価することが可能です。加えて、非侵襲的に観察、評価することで、通常のアッセイで必要な、細胞固定・実験・観察・解析の手間を省くことができ、大幅な時間の短縮にもつながります。

従来の方法

ニコンの新提案

細胞を用いた評価系におけるサポート(解析法開発/受託解析)

1.解析法開発

ニコンが持つ独自の光学技術と画像解析技術、細胞培養エキスパートによるコンサルテーションにより、ユーザーのターゲット細胞に特化した画像による薬効・毒性評価システムの開発をサポートします。
患者さん由来の細胞株や、遺伝子導入細胞を用いた、独自の生細胞ベース・ライブセルイメージングのドラッグディスカバリーシステムを希望されるユーザー向けのサービスです。このサービスには下記の内容が含まれます。

提供サービス

  • ノウハウを含めた解決方法の提案
  • 解析に適した観察装置の選定とカスタマイズ
  • 解析に適した細胞画像撮影方法の提案
  • 画像解析ソフトのカスタマイズ
  • 解析法の導入・運用支援

2.受託解析

ニコン独自のハイコンテント・ライブセルスクリーニングシステムを用いた細胞特性・細胞形態の解析や化合物スクリーニング試験を受託します。解析にはプラットフォームとしてニコンの細胞観察装置と画像解析アプリケーションを使用しますが、ユーザーの細胞の特性にもとづいてパラメータを最適化します。お客さま施設内で実施するon-site解析、弊社施設内で実施するoff-site解析いずれにも対応いたします。

解析メニュー(一部。詳細はご相談ください。)

  • シングルセルトラッキング
  • コロニートラッキング
  • 分化過程形態評価
  • 細胞専有面積測定
  • 細胞分布マップ
  • サバイバルアッセイ
  • 細胞数計測
  • 神経突起伸長測定

アプリケーション一覧

各種のヒト由来細胞の数や密度、形態などを測定するアプリケーションと、それらを組み合わせたアプリケーションパッケージをご覧いただけます。