私たちの取り組みクオリティ・オブ・ビジョンの向上に貢献する
超広角走査型レーザー検眼鏡

人々のクオリティ・オブ・ライフの向上にとって大切な要素となる、クオリティ・オブ・ビジョン(目の健康、クリアな視界など)。ニコンの眼科ソリューションでは、失明や視野欠損の原因となる糖尿病網膜症を始めとする眼底疾患の早期発見に貢献する取り組みを進めています。
その核となるものが、ニコングループOptos社製の超広角走査型レーザー検眼鏡の提供です。この検眼鏡は、200度の画角で眼底周辺部までの網膜画像を一度に捉えることができるため、眼底における病変の早期発見に貢献することができます。また、無散瞳(瞳孔を開く薬剤の点眼が不要)での撮影が可能で、薬剤点眼後30分~1時間ほどの待ち時間も不要となり、患者さんは検査後すぐに日常生活に戻ることができます。

楕円鏡を利用した光学系

Optos社製の超広角走査型レーザー検眼鏡の技術的なポイントは、凹状の三次元形状を備えた楕円鏡と網膜をスキャンするレーザーを組み合わせた独自の光学系にあります。レーザーは楕円鏡に反射し、患者さんの瞳孔を通して網膜をスキャンします。往復瑶動で高速スキャン可能なガルバノミラーと呼ばれる鏡で入射角度を変えながらレーザー光を照射し、広い画角の高精細画像を高速で取得することができます。

複数のレーザー光を使用

さまざまな観察を可能にするため、到達する距離の異なる二種類のレーザー光(赤色633nm; 緑色532nm)を利用しています。緑色レーザーでは網膜および前部RPE※1を、赤色レーザーでは後部RPEおよび脈絡膜が観察できます。また、上位機種では青色レーザーをフルオレセイン血管造影検査※2に使用できます。これらにより、病変の部位を特定しやすくなります。

  • ※1RPE: 網膜色素上皮
  • ※2フルオレセイン血管造影検査: 主に網膜および網膜色素上皮レベルの病変の検査のために、フルオレセインを血管に注入して行う検査