腸管上皮細胞
ちょうかんじょうひさいぼう
Intestinal epithelial cells

消化器官である腸は、栄養素や水分の消化吸収が主な働きであるとともに、薬物の吸収、代謝、排泄機能も有しています。また、免疫器官としても重要です。
創薬研究において、腸管における吸収・代謝・排泄を評価することは、重要な検討項目です。腸管上皮細胞は、薬物代謝酵素の中でも重要なCYP3A4や種々のトランスポーターを発現しています。 腸管上皮モデルとして、小腸上皮細胞様の機能を発現するヒト結腸がん細胞のCaco-2細胞株が利用されています。しかし、生体の小腸の細胞とは異なる部分も多く、課題となっています。近年では、ヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞や同由来オルガノイド、また、ヒト組織由来オルガノイドに期待が高まっています。

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