2025年12月2日
株式会社ニコン(以下、ニコン)は、顕微鏡用デジタルカメラ「Digital Sight 100」を開発し、株式会社ニコンソリューションズを通じて2026年1月9日より発売します。
本製品は、各種の光学顕微鏡と組み合わせて使用することができます。広視野・高精細・高色再現性を備え、ニコンが提供するソフトウェア「NIS-Elements LE」との連携により、観察から記録・共有までのワークフローを効率化します。教育現場や研究機関、臨床現場など、幅広い分野での活用を想定しており、本製品を導入することで高品質な画像取得とスムーズな情報共有が可能となります。
発売概要
| 商品名 | Digital Sight 100 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年1月9日より順次 |
主な特長
・ 広視野・高精細・高色再現性・高フレームレート
視野数25、17.7Mピクセル、adobeRGB 12bit対応で、細部まで鮮明かつ色情報が豊かな画像取得が可能。60fps(4.1Mピクセル時)で快適なライブ観察・撮影を実現。
・ 多様なデバイスインターフェースに対応
USB3.2、HDMI、Wi-Fi、Ethernetに対応し、顕微鏡から離れた場所でも柔軟な操作・共有が可能に。
・ 直感的な操作性と、ソフトウェア連携を実現
ニコンが提供するソフトウェア「NIS-Elements LE」との連携による簡単操作で作業負荷の軽減に貢献し、観察から記録・共有までの効率化を実現。
ニコン ヘルスケア事業について
ヘルスケア事業部は2017年、医療機器を扱う「メディカル事業推進本部」と生物顕微鏡などを扱う「マイクロスコープ・ソリューション事業部」を統合することで誕生しました。現在、「ライフサイエンスソリューション」、「アイケアソリューション」、「細胞受託生産ソリューション」の3つのソリューションを展開しています。
「ライフサイエンスソリューション」は、バイオサイエンスや医学の分野において、生細胞の構造や動きをナノスケールで観察する超解像顕微鏡その他で新たな知見の獲得などをサポート。また再生医療・創薬の分野では、細胞の品質を評価する細胞培養観察装置や細胞関連のサービスを通じて治療や新薬開発に貢献しています。
「アイケアソリューション」は、超広角走査型レーザー検眼鏡による高精細な網膜画像の取得を支援し、眼科領域における疾病の早期発見と治療に貢献します。さらに糖尿病などの内科領域の全身疾患の早期発見と治療にも寄与しています。
「細胞受託生産ソリューション」は、細胞生産プロセスをサポート。製造設備・オペレーション・品質管理システムで、製薬会社、バイオベンチャー分野に再生医療用細胞、遺伝子治療用細胞の受託開発・受託生産を提供し、再生医療の発展に貢献しています。
ニコンのヘルスケア事業は、イノベーションを通じて、人々のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献しています。
関連リンク
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