「光」の技術や製品を通じて人々の幸福に貢献することを目指すニコン。それは、SDGsのコンセプトにも重なります。
そんなニコンの技術・製品のさまざまなフィールドにおける貢献をご紹介します。
フィールドレポート
細胞の声を聴き健康を見る
私たちの細胞は、メッセージ物質を介してお互いが連携しながら健全な状態を維持しています。株式会社ライブセルダイアグノシスはこのメッセージ物質を可視化し、いわば細胞の声を聴く技術を開発。その研究をニコンの顕微鏡が支えています。
十数兆のシナプス観察で、脳疾患の解明に取り組む
人間の脳には、約14兆個ものシナプスが存在しています。英国エディンバラ大学のセス・グラント教授は、シナプス内のタンパク質を詳細に観察することで、計り知れない種類のシナプスがあることを発見しました。その研究に、ニコンの顕微鏡が貢献しています。
眼科疾患治療に細胞の自動製造で挑む
ものがよく見えない、形が歪んで見えるなどの視野の異変は、高齢者なら『加齢黄斑変性』の可能性があります。アステラス製薬株式会社はこの眼科疾患の治療に有効な細胞の自動製造に挑戦。その研究・開発を、ニコンの顕微鏡がサポートしています。
好奇心をくすぐる体験
日常とはちがう視野から新しい体験が広がります。顕微鏡で覗く世界から、自然への好奇心が触発されることもあるでしょう。立教新座中学校・高等学校では、理科の授業に、ニコンの教育用顕微鏡が役立てられています。
次世代の医療人を育てる
QOL向上を支える医療の進歩にともない、医師をサポートする医療技術者が求められています。埼玉医科大学の保健医療学部臨床検査学科では、臨床検査技師を育成するための実習に、ニコンの顕微鏡が役立てられています。
ベトナムの眼科医療に貢献する
ベトナムの首都ハノイに、眼科専門店を世界展開するパリミキホールディングスが設立した『日本国際眼科病院』があります。同院の現地に根差した診療を、ニコン Optosの眼底撮影装置がサポートしています。
脳機能の解明に挑む
理化学研究所 脳神経科学研究センター 触知覚生理学研究チームの共同研究グループは、より広範囲な脳の活動を捉える特殊な顕微鏡を開発。そこに、ニコンの顕微鏡技術が貢献しました。
眼科医療の向上を目指して
愛媛県、新居浜市の『いしづち眼科』では、結膜炎などの眼疾患の診療に“眼脂塗抹検査”を導入。迅速で的確な診断・治療を行っています。その地域医療の現場で、ニコンの生物顕微鏡が役立てられています。
生命の起源を探る
『はやぶさ2』が地球へ送り届けた、小惑星“リュウグウ”のサンプルの学術的記載などを行う、JAXA 宇宙科学研究所 地球外物質研究グループ。この最先端の現場で、ニコンの実体顕微鏡が役立てられています。
細胞の秘密を追う
『ヨネ・プロダクション』は、顕微鏡を使った微速度撮影で、生きた細胞や細菌などの姿を捉え続けてきました。最近では、新型コロナウイルスが細胞を破壊する様子を撮影。その現場にニコンの顕微鏡がどのように役立てられているかをご覧ください。
カニから学ぶ⾃然科学
カニの研究に挑む、広島の科学実験教室『ラボオルカ』の少年たち。彼らの研究を助成金制度などでサポートする、科学研究機関『MANAI』、そして日々の研究に役立てられているニコンの顕微鏡をご紹介します。
「失明のない世界」を目指して
ダグラス・アンダーソンは、幼い息子の失明を契機に会社を設立。当時の眼底撮影装置を凌駕する、新たな技術を開発しました。その後もこの技術は磨かれ続け、世界中の人々を失明から救うことに貢献しています。
アスベストを見極める
人々の健康や安心に貢献する、アスベストの調査・分析。日本環境分析センター株式会社では、建築材料や大気のアスベストを見極めるために、ニコンの顕微鏡を役立てています。
肌の真理を探究する
薄さ約2mmという肌の組織とその機能。資生堂の最新研究施設である資生堂グローバルイノベーションセンターでは、肌(皮膚)の真理を解き明かす研究に、ニコンの顕微鏡を役立てています。
飲み水の安全を見つめる
前澤工業株式会社の環境R&D推進室 分析センターでは、水道水や河川水、地下水などにひそむ可能性のある病原性微生物を検査するために、ニコンの顕微鏡を役立てています。
マラリアと戦うために
マラリアは、エイズや結核とともに世界三大感染症のひとつ。長崎大学 熱帯医学研究所の原虫学分野では、マラリア感染のメカニズム解明に、ニコンの顕微鏡を役立てています。
サステナビリティ ハイライト
ニコングループは、CSR重点課題とSDGs(持続可能な開発目標)を結びつけ、CSRへの取り組みを通じてSDGsとそのターゲットへの貢献をめざします。下記にて、持続可能な社会にむけたニコンらしい取り組みを紹介しています。