安全キャビネット
あんぜんきゃびねっと
biological safety cabinet(BSC)

安全キャビネットとは、作業者が感染性のある生物材料を取り扱う際に用いる箱状構造の装置です。バイオハザード対策用キャビネット、バイオセーフティキャビネットとも呼ばれ、生物材料のバイオセーフティレベル(BSL:biosafety level)によって、開放系あるいは閉鎖系の構造に分けられます。クリーンベンチやバイオクリーンベンチは、外部からの微生物などの異物混入防止のみを目的としていますが、安全キャビネットは異物混入を防止すると同時に、作業者への感染を抑制する(封じ込め)ことを目的としています。キャビネット内部ではHEPAフィルターを通した無菌の空気を一方向に供給して気流を作り、キャビネット内を清浄に保ちます。開放系の場合は、作業者がキャビネット内にアクセスするための開口部分には、内・外部に対してバリアとなるような気流(エアーバリア)を発生させています。一方、閉鎖系の安全キャビネットには、エアーバリアではなく一定レベルの閉鎖型構造であることが求められます。
構造や性能に関する規格は、NSF/ANSI 49-2007 (米国NSF規格)、EN12469(欧州EN規格)、JIS K 3800:2009(日本工業規格)等に規定されています。

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