免疫染色
めんえきせんしょく
immunostaining

免疫染色とは、抗体を用いて、その抗原の発現部位を確認する方法を言います。抗原に対する抗体を一次抗体といい、その一次抗体に対する抗体に蛍光色素、あるいは、ペルオキシダーゼやアルカリフォスファターゼなどの酵素で標識したものを二次抗体と言います。組織や細胞に一次抗体を処理し、その後、二次抗体を処理します。一次抗体に蛍光色素でラベルしたものを使用する場合もあります。この場合は、二次抗体は不要になります。生細胞を認識できる抗体もありますが、一般的には、細胞を固定後に免疫染色を行います。抗原の発現部位が細胞質内の場合には、細胞膜の透過性処理が必要となります。また、固定法によっては、抗原の構造が変化するため、活性化処理が必要な場合もあります。
培養細胞を免疫染色する場合、ライブセルを用いる場合と、固定する場合とあります。一般的に細胞培養セルカルチャー)に使用されるディッシュやプレートを用いる場合もありますが、6ウェルなど大きな容器の場合には、抗体量が多く必要となります。また、共焦点を用いた観察を行う際には、プラスチック製の容器は向いていないため、ガラスのチャンバースライド やガラスボトムプレートを用います。近年、蛍光色素の開発が進み、一次抗体を1種類だけでなく、複数種類の抗体を同時に染色を行う手法も広く使われるようになりました。
また、近年、AIが発展してきており、画像解析の手法にもAIが取り入れられるようになりつつあります。AIを事前にトレーニングすることで、無染色画像から目的とするオブジェクトを検出し、デジタル上で疑似染色(ステイン)するデジタルステインの手法も開発されています。

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