ライブセルイメージング(生細胞イメージング)
らいぶせるいめーじんぐ(せいさいぼういめーじんぐ)
live cell imaging

ライブセルイメージング(生細胞イメージング)とは、細胞を生きた状態で、個々あるいは集団の細胞の動きや形態の変化、また、遺伝子やたんぱく質の発現などを可視化して外部から観察する手法のことで、ライブイメージングの一つです。
ライブセルイメージングは、生きた状態で細胞を長時間観察することから、インキュベータ、長時間安定維持できるステージ、フォーカスの再調整などが必要となります。胚発生期のダイナミックな細胞の動き、細胞分裂、がん細胞の細胞遊走、神経細胞神経突起の伸展など、透明画像での経時的な観察により、さまざまな生命現象を確認することが可能です。また、蛍光色素染色やタンパク質染色を用いた遺伝子やタンパクの発現過程の観察や、これらをマーカーとする細胞の経時的変化の確認、さらには細胞輸送の研究などにも利用されています。タイムラプス撮影による生細胞の研究により、細胞機能をより詳しく理解することができます。
なお、ライブセルイメージングを長時間にわたって行う際は、光毒性などによる細胞へのダメージがないよう配慮が必要です。

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